興慶宮公園

同学が昨夜「校内で知り合った日本語学部の学生と明日遊びに行くんだけど、一緒にこない?」と言うので「うーん、宿題もやりたいし…」なんて言っていたのだが、結局出かけた。

行き先は興慶宮公園というものすごく広い公園。公園自体はとくにすごくおもしろいものがあるわけではなかったけど、日本語と中国語であれこれ話しながらぶらぶら歩いて、とても楽しかった。

中に鳥語林という鳥を放し飼いにしているところがあって、そこにも入った。至近距離で見るくじゃくというのはなかなか迫力があるものだ。しかし、羽が重たくて子どもに簡単につかまってしまっているのはやや情けない。

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大雁塔へ移動して食事。そのあと、大雁塔の広場でやっている「音楽噴水」がきれいだというので行ってみたら、ものすごい人で見れたものではない。それに、この寒いのにじゃばじゃば水を使っているので寒くて寒くてしょうがない。

中国人学生は「夜はもっときれいだから、どこかで時間をつぶして夜見よう」と言うのだが、それでは凍えてしまう。

「いや、それは夏にしよう!!」と言って帰ってきた。でも夏の夜はきっともっとすごい人なんだろうなあ。

街中スケッチ

昨夜、思い切り寝るぞ! と決意して寝た。起きてみたら11時。こんなに朝寝坊したのは何年ぶりだろう。

天気がいいのでとりあえず出かけた。

休みの日の街はエキサイティングだ。

違法駐車でいっぱいで狭くなっている歩道(!)のどまんなか(!!)にリヤカーをとめてバナナを売ってる。通る人がよけてあげてるのは変だとなぜ誰も思わない?

道端にはずらっと算命のおじさん。社会主義では占いなんて迷信だといって取り締まられたというのは過去の話なのだろう。

「家具修理」のプラカードをもって4歳くらいの女の子の手をひいて歩いているおばさん。あの子、いったいどれだけ歩かされてるんだろう。

おやじが大勢むらがっているのはたいてい象棋である。後ろからのぞくと、いくつか対局の途中の象棋盤があって「紅(お客さん)先攻で、勝ったら5元さしあげます。負けたら3元お支払いいただきます」と書いてある。まあ一種の賭け象棋だ。商売にするくらいだから相当強いのだろう。

それにしてもこれだけ大勢のおやじがみんな無言で考え込んでいる姿は結構笑える。…と思ったら、上から下まで白い服でかため、つま先のとがった白いブーツ、髪はロングで金色に染めている、ジ・アルフィーの高見沢さんみたいなおにいちゃんが1人、その中にまじって考えこんでいた。

…今日の一番は彼にあげよう!

交流会それから

夜10時くらいにルームメイトが帰ってくる。ビール1本、2リットルコーラ、それにDVD1枚とノート1冊を持って帰って「ゲームでもらった」と言っていた。ゲームの1等の商品は「漢-韓辞典」だったといってうらやましそうだった。

「面白かった?」と聞いたら、「それほど…」という答え。途中でよその国の学生がのぞきに来たのを、今日は韓国人だけだからと断ってしまったのを少し怒っている。韓国人留学生の中にも自分の国だけ集まってもしょうがない、と言って参加しなかった人が結構いるそうだ。

たまには思い切り自分の国の言葉でしゃべってすごしたい、異国にいる同じ国の仲間のつながりを深めたいという気持ちはとても理解できるが、それはほかの国の人を疎外することだ。かといって自分の国のプライドもなく外国人とばかりつきあいたがる人(こういう人、結構いる!)というのもどうだろう。

ちゃんとバランスをとって、しかもそれをまわりの人に理解してもらうというのは難しいことだ。

留学生交流会

今日は、韓国の留学生の交流会があるそうだ。そういえば寮のあちこちにハングルで張り紙がしてあったなあ…

ルームメイトはあまり行きたくないようだ。「ただ飲んでさわぐだけだから…」と言って気がすすまないようだったけど、結局何人かお誘いの子が来て出かけて行った。

韓国の子は留学生同士の交流や活動が盛んだ。階段の各階に箱がぶら下げてあって、ハングルが書いてあるので、ルームメイトに「何て書いてあるの?」と聞いたら「意見箱」だということだ。誰かがとりまとめて、学校に意見を出したりしているのかもしれない。

これまでの様子を見る限りでは日本の留学生は小さな仲良しグループはできても、組織だって交流会をするという雰囲気はなさそう。リーダーシップをとる子もいないだろうし、みんなが参加するとも思えない。

…という私も、そういう会があっても行きたくないクチだ。私の場合は年が違うから話が合わないということもあるけど、やっぱり「大勢いて、その全員が楽しい!」という雰囲気がちょっとうそくさい、と思ってしまう。日本の子はたいていそうなんじゃないだろうか。

とはいえ、韓国の子の積極性がちょっとうらやましくもある。若い子がもともと持っている「生きるエネルギー」みたいなものを感じる。

先生が授業で「かつては成績のいい子といえば必ず日本人だったが、今は圧倒的に韓国人だ」とはっきり言っていたが、生きるエネルギーと中国語習得は無関係ではないだろうと思う。

ネット中毒

先日、報刊の授業で「ネット中毒」についての記事を読んだ。ネット中毒の子どもを集めて、隔離して治療する試みについてである。最近、中国ではこの問題がかなり大きくとりあげられているようだ。

記事の中で、陶宏开という教授がネット中毒治療で非常に有名になっていることが紹介されていたが、書店に行ってみるとたしかにある。

陶宏开,救救孩子!

陶宏开—把你的孩子远离网吧

ベストセラーコーナーに山積み。ほんとうにかなり有名な人のようだ。

今日、部屋で昼ごはんを食べながらテレビを見ていたら、あるドキュメンタリーをやっていた。13歳の少年がマンション24階から飛び降り自殺したというもので、やはりネットゲームに熱中して网吧に入りびたっていた。現実とゲームの区別がつかなくなっていたようだし、学校の成績がどんどん下がって自分をつまらない人間だと思いつめてもいたようだ。

ドキュメンタリーの目玉は、少年が飛び降りるために24階に上がる最後の姿がエレベーターの監視カメラのビデオに残っていたというもの。エレベーターに入って最上階のボタンを押し、ずっとうつむいている。24階につくと顔を上げてそれを確かめて出て行く。父親の話とナレーションの間に白黒のこの映像が繰り返し流され、ドキュメンタリーの作りとしてもなかなかだし、問題の深刻さがよくわかる。

しかし、なんでここまで…と思わざるをえない。日本でも他の国でもネット中毒はあるだろうけど、ここまでというのはあまり聞かない。私が知らないだけなのか、それともほんとうに中国だけなんだろうか。