ネット中毒

先日、報刊の授業で「ネット中毒」についての記事を読んだ。ネット中毒の子どもを集めて、隔離して治療する試みについてである。最近、中国ではこの問題がかなり大きくとりあげられているようだ。

記事の中で、陶宏开という教授がネット中毒治療で非常に有名になっていることが紹介されていたが、書店に行ってみるとたしかにある。

陶宏开,救救孩子!

陶宏开—把你的孩子远离网吧

ベストセラーコーナーに山積み。ほんとうにかなり有名な人のようだ。

今日、部屋で昼ごはんを食べながらテレビを見ていたら、あるドキュメンタリーをやっていた。13歳の少年がマンション24階から飛び降り自殺したというもので、やはりネットゲームに熱中して网吧に入りびたっていた。現実とゲームの区別がつかなくなっていたようだし、学校の成績がどんどん下がって自分をつまらない人間だと思いつめてもいたようだ。

ドキュメンタリーの目玉は、少年が飛び降りるために24階に上がる最後の姿がエレベーターの監視カメラのビデオに残っていたというもの。エレベーターに入って最上階のボタンを押し、ずっとうつむいている。24階につくと顔を上げてそれを確かめて出て行く。父親の話とナレーションの間に白黒のこの映像が繰り返し流され、ドキュメンタリーの作りとしてもなかなかだし、問題の深刻さがよくわかる。

しかし、なんでここまで…と思わざるをえない。日本でも他の国でもネット中毒はあるだろうけど、ここまでというのはあまり聞かない。私が知らないだけなのか、それともほんとうに中国だけなんだろうか。

アパート

同学が一緒にお昼食べない? と誘ってくれたのでついていく。中華料理は1人でも多いほうがいろんな種類が食べられていい。

その中の1人が大学の外に住んでいて、部屋を見せてくれるというので遊びに行った。なかなか広くてきれい。

2人でシェアしていて、1人あたりの家賃は1ヶ月200元だそうだ。光熱費のことを考えても寮にいるより安いだろう。

ただ、生活するところのほかに勉強のスペースや机を揃えるのはちょっと大変だと思うので、勉強することに関しては寮のほうがはるかに環境がいい。

学校もきちんと届けを出せば外で暮らすこと自体はOKなので、生活に慣れれば、いいところを見つけて出て行く子が多いだろう。特に西安外語は留学生が多くて寮もいっぱいなので、少し出てもらっても学校側は歓迎なのかもしれない。

陝西省歴史博物館

朝、眠っているルームメイトを起こさないようにして、陝西省歴史博物館に行ってみた。

きっぷ売り場で中学生らしき20人くらいの団体がきっぷを買っている。授業でもないのに、日曜日の朝から中学生がこんなに大勢で博物館にくるなんて、日本じゃ考えられない。

中はとにかく広かった。5つの展示室を回り終わったら3時間くらいかかった。展示物が多すぎて何を見たのかよくわからない。しかも腰が痛い。

おもしろかったのは鐘。8つセットになっていて、正面をたたいたときの音の高さと側面をたたいたときの高さが違うらしい。音の高さに漢字で名前がついている。くわしい知識がないからどんな調なんだかわからないけど、ぜひ聞いてみたいものだ。

あとは碁石。緑のガラスのものとメノウのものがあって、どっちかが黒でどっちかが白なんだろう。大きさとしてはちょうどアイスクリームの「ピノ」くらいで、頭がとがっている。打つのはちょっと重そう。

青銅や陶磁器のさまざまな器があって、「礼器」「食器」「酒器」などと分類してあり、さらにそれぞれの器に名前があるのだが、その漢字が見たことのない字で、たぶんふだんは使わないらしく、説明書きの活字もなんだか切り張りして作ったみたい。なんて読むんだか、もちろん全然わからない。普通の中国人はわかるのかなあ。

外国との交流というテーマのところに「和同開珎」が展示してあった。中国で出土したものだそうだ。歴史、である。となりにアラビアの貨幣やペルシャの貨幣もある。日本って外国なのね。

ここ2、3日あったかいと思っていたら、今日は一転して寒い。フリースにレッグウォーマーでぶくぶくになって授業を受けていたら、雪が降ってきた。

雪や雨になると出かけたくなるのはなぜだろう。

1回でぶっこわれた100円ショップの傘を無理にさして、片道30分も歩いて本屋まででかけた。

焼きとうもろこしの屋台の湯気、ビニール袋をかぶって歩いているおじさん、かっこつけて歩いてたらタイルで滑っているおねえさん…

むしょうに楽しかった。

ウイグルの女の子

日本語を勉強しているウイグル族の女の子と仲良くなった。

にこにこして礼儀正しい。ウイグル族は漢族よりも日本人に近いと思う、と言っていたけど、うなずける。

もう一目で新疆!!という顔立ちで、歩いているとき同じウイグル族の知り合いとばったり会ってウイグル語で話しているのを聞いていると、「シルクロードに来たのね」という感じがした。