辞書

電子辞書? 紙の辞書?

最近では最初に買うのが電子辞書という人も多いと思います。それはそれでいいんじゃないでしょうか。電子辞書のあの速さ、利便性はすごいと思いますし、私も手放せません。

とはいえ、紙の辞書をひいて中国語を勉強した人には「やっぱり紙には紙のよさがある」と思っている人もいるでしょう。1つの項目をひいて、そこで目についた別の単語に寄り道をして、そこから別の項目に飛んで…という作業(遊び?)は、いずれ大きな蓄積になると思います。中国語の勉強が「課題をやっつける」ものでないのなら、紙の辞書をひきたいですね。

かなり後になってから、電子辞書と紙辞書では単語の並びが違うということに気づきました。電子辞書はピンインの順に並びますが、紙辞書は漢字が基準です。ですから、目的の単語を探し当てたとき、その前後にあってついでに目に入る単語が電子辞書と紙辞書では違っていて、電子辞書では同じ発音やピンインが同じで声調が違う発音の単語、紙辞書では同じ漢字で始まる同意語や派生語です。寄り道の参考までに。

じゃあ、どの辞書を?

私が中国語を始めた頃は1種類か2種類しかなかった辞書ですが、今ではそれぞれの特徴を出した辞書が何種類もあります。慣れや好みもあってどの辞書が一番ということはいいにくいので、必要なのが1冊なら、いろいろな人の意見を聞いてみて(ネットにもレビューがたくさんあります)、書店で手に取って決めればいいと思います。その際、気になる単語や字を1つ2つ挙げておいて、その項目の説明を比較してみるのがおすすめ。
その1冊が気に入らなくなって、もっと自分に合った辞書を見つけたいと思うのならば、すでに数冊の辞書を使い分けるレベルなのかもしれません。

中日辞典?中中辞典?

私は留学前に中中辞典(《现代汉语辞典》)を持っていたのですが、留学してから「中中辞典を使っているというかっこよさのために持っていたんだ」と気づきました。実際には日本語で意味のわからない単語を中中辞典でひいてもあまり理解できませんし、頭に入りません。しかし、留学先の授業では日本語ならすぐ意味が言える単語でも、中国語で説明するために中中辞典をひかなければならないことが多かったのです。

日本語でわかったことを中国語でもわかるというのが中中辞典の基本の使い方だと思います。中文を理解する段階では中日辞典をひきつくし、それを消化する段階、そこから自分の意見を発信する段階では中中辞典というふうに考えています。