アナログ

学習のヒントや刺激がほしくて、英語学習に関する本をときどき見ます。今日、書店で見つけたのはこれ。

中上級者がぶつかる壁を破る英語学習最強プログラム


この本に、勉強しても上達しないと言っている中上級者によくある状況の1つとして「実質的な勉強時間が足りていない」というのが挙げられていました。単語カードづくりなど準備に時間をかけすぎる、ネットで教材をゲットするのは意外に時間がかかる、電子辞書は画面をスクロールする時間がかかる、そういうムダな時間を勉強している時間だと勘違いして、実質的な勉強時間は足りていないのに、上達しないと嘆いているんじゃないかというのです。これは目からウロコでした。

私はネットから新聞記事などをとってリーディングに使ったりするのですが、確かにパソコンを立ち上げ、中国のサイトへの接続の遅さにいらいらし、あちこち記事を探し、印刷し…というのはかなり時間がかかります。中国語教室に行けば、古い人民日報が山積みになっているので、それをもらってくれば教材は瞬時に手に入るんですよね。そもそも勉強の教材なのですから、どんな記事でもいいわけです。

電子辞書のスクロールもほんとに時間がかかります。機種によっては例文を開くのに別の操作が必要だし、しばらくすると自動的に電源OFFになって、また立ち上げなきゃならない。紙辞書は慣れると目的のページの近くを(ときには目的のページそのものを)開くことができるようになるし、ページ全体を広く見渡せる。難点は持ち運びが不便ということだけですから、家で勉強するときや持ち運びが苦にならないときは、紙辞書を使うことにしましょう。

仕事ならばパソコン、ネット、電子辞書を使ってさくさくと片づけていけるのがいいに決まっていますが、勉強というのは自分の頭にゆっくりじっくり浸透させる作業ですから、アナログのリズムがいいのかもしれません。そもそも、私は根はアナログ世代ですしね。

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