図書館に

図書館の貸し出しカードを作りに行った。もうあと2ヵ月で帰るのに今ごろ!なのだが、論文の参考資料を集めておこうかなんつー殊勝な考えで。

保証金200元は持っていたんだけど、写真がなくて部屋へ取りに帰るはめになった。もう1回来てお金を払って写真を渡すと、机のはじのほうにポンと置いて、来週取りに来いと言う。えっ、だって今何もしてないじゃん。私がさっき来たときも、今も、何もしないでボーっと机の前に座ってるだけじゃん。今作ってくれればいいじゃんっ。カード1枚作るのになぜ1週間もっ!?…という考えが一瞬よぎったが、私は中国初心者ではない。次の瞬間にはまっ、いつものことだと思い1)とはいえ、図書館のネットルームではインターネットカードをその場で3分で作ってくれた、閲覧室を覗くのだけはOKということを確認して行ってみた。

閲覧室に入るとさっそく呼び止められる。何しに来たんじゃ、ということだ。あっ、見に来たんです。貸し出しカードまだできてないんで。と言ったら中国人学生じゃないとバレたらしく、相手は早速英語に切り替えてきた。Korea? Japan?もうそこからは全部英語。この部屋は貸し出しカードがないと入れないのよ、それに禁帯出の本ばっかりなの、でも今日は最初だし見るだけなら見てもいいけど。そしてDo you understand?と言うので、中国語でわかります、でも英語より中国語のほうがいいんですと答えた。あらそう、中国語わからないと困ると思ったから。

こういうことは割としょっちゅうある。英語が世界共通語だという認識に反論するつもりはないけど、私は最初から中国語で話してるのに、なぜ英語で押し通そうとするのかなあ。私だったら、中国に勉強に来ている人にはまず中国語で話してあげるのが相手に対する敬意だと思うんだけど。…っつうか、英語そんなにできないんで、中国語でよろしく。

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1 とはいえ、図書館のネットルームではインターネットカードをその場で3分で作ってくれた

コメント

  1. sang shan より:

    こんにちは☆また来ました。
    ↑上のようなことはよくありますよね。
    私が経験したのは『日本国内』で、
    いくら中国語で話しかけても日本語でしか返事が返ってこない中国人の子たちです(笑)
    でも、わたしもある意味失礼ですけどね(笑)。
    一方で、そういう人たち(わたしも含め・・・)ですが、
    まだ勉強中だからこそそういう態度になるのかもしれませんね。
    (ひけらかしたいという気持ちも一部あり???)
    本当にできる人って、今さら一言二言ネイティブを相手に練習する必要もないので、
    こっちの下手な中国語にも誠実に中国語で返してくれる人が多いような・・・。
    あるいは、日本人でもガイジン(西洋人)を見ると、
    やたらと英語で話しかけた上、無意味にチヤホヤする人も多いですよね。
    わたし自身はそういう印象があるからこそ、英語は勉強しなかったんですけど・・・。
    被害妄想(笑)かも知れませんが、今まで見てきた限り、
    中途半端な英語のレベルの人ほど
    自分が「国際人」であると思い上がっているのか、
    「なんでまた中国語なんて・・・(言葉の裏には「英語もできないうちにマイナー言語やって、どうするの?」というトゲあり)」
    と聞いてくる人も多いです。すごく腹が立ちます。
    ちなみにcowleyさん、以前英語をやっておられたと他のページで書いておられましたよね?もしお気に障ったらごめんなさい、
    もちろん全員がそうと言っているわけではありません・・・。
    結局のところ、
    「相手と人間として付き合う気持ちもないうちに、言葉の練習台として利用しようとする」ことについては、
    どこの国の人でも一歩下がって考えた上で対処して欲しいかな、と思います。
    言いたいことまとまらなくてすみません(笑)

  2. cowley より:

    いやいや、英語、やったんですよ。札幌に行っていい中国語教室が見つかるまで2年ほど。英語を使うバイトなんかもしてたんで、もう中国語やめちゃおっかなあなんて考えてました。でも結局中国語に戻っちゃったんですけど。図書館の人はほんと、不可解です。だって私「私、留学生なんです。貸し出しカードはもう申し込んだんだけどまだできてないんです。でも見るだけならいいと言われたので、自分の必要な本がありそうかどうかだけ見たいと思って来ました」とこれくらいは中国語で言ってんですよ。「私は中国語できるんだよ!」とひけらかそうとは思いませんが、でもねえ。英語できることをアピールしたいのか、それともサービスのつもりなのか。とにかくカチーンと来たんですよね。一緒に武術に行ってるMくんはオーストラリアの子ですが、もう口語はまったく不自由しないレベルで、こういう場面はきっと全部中国語。かくして中国人が英語をしゃべり、オーストラリア人が中国語をしゃべる図ができるわけです。

  3. sang shan より:

    ある人が「語学とはファッションである(分かりやすい自慢の道具である)」と言ってましたが、
    一部の人(*国籍問わず)にとってはそうなのかも知れないですね。
    この図書館の人も含めて…。
    もちろん、私自身も自戒しなきゃ、ですが。
    cowleyさんの言ってること、無茶苦茶分かりますよ。
    前回の日本語が不明瞭で申し訳なかったですが、
    上の文章はcowleyさんを否定してのことではないです。
    私自身、友人に以下のように怒られたことがあります。
    「バイトが中国人だからといって
    むやみやたらと中国語で話しかけるのはどうかと思うよ。
    寧ろ日本人と同じように見られたい、仕事してると思われたい、
    と思いながらやってるだろうに、失礼だよ。
    そういうことは友達になってからか、場所を考えてやんなさい。」
    …全くその通りですよね。
    中国人の語学の習得にかけるパワーは、
    日本国内であれ中国国内であれすさまじいものがありますが、
    いいところは真似るにせよ、これは…と思うところは「講文明」でいきたいですよね。
    それではまた来ます。最近よく来すぎててスミマセン★

  4. cowley より:

    とんでもない、大歓迎ですよ!
    外国人と何語でしゃべるかって難しい問題ですよね。日本に来てる中国人でもそれほど日本語が上手じゃなく、「できれば中国語でしゃべってくれたほうがうれしい」と思ってる人ももしかしたらいると思うんです。日本では想像もできませんが、世界には何語で話すでその人の政治的立場がわかってしまうというような微妙なところもあるそうで、そういう人たちからみたら私の「カチーン」なんてお笑い種なんでしょうね。そんなことでピリピリせず、相手との呼吸をうまーくはかって何語をしゃべるかが流れるように自然に決まっていく、なんていう美しいコミュニケーションをしたいです。夢の夢かしらん。

  5. cowley より:

    Cosmicさん、はじめまして。わっ、西安にいらっしゃるんですね。この、日々灰色の空の下にいらっしゃるんですねっ!こちらこそよろしくお願いします。
    中国のホテルで、中国人が英語を使うんですか。ただCosmicさんが中国人じゃないというだけで? そこまでいくと、なんだかプライドがない感じがしちゃいますね。
    英語がペラペラな中国人に外国人扱いされて英語で話されるよりも、べたべた陝西なまりのタクシーの運転手に「発音ヘンだよ、外国人?」て言われたり、子どもに「その発音はこうだよ」と直されちゃったりするほうがうれしいのはなぜなんでしょうね。
    お仕事はいかがですか?体調に気をつけてくださいね。よかったらぜひまた遊びに来てください!

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