名刺

仕事用の名刺がなくなり、注文しました。

名刺のデザインって難しいです。売り込みが苦手で、名刺を渡さずにすむなら渡したくないくらいですが、そうもいかないので、なるべく押しつけがましくなくて、おしゃれなものという基準で作ってます。利用しているのはネットの名刺やさん。ちょっと値段は張りますが、気に入ったのが作れたのでリピート注文しています。

実は今回、少し変えました。これまでは名前の上に「通訳」と入れていたんですが、それを外して裏に持ってきて、合わせて通訳案内士や今年からやらせてもらっている非常勤講師など、仕事に関する肩書を入れました。

名刺に肩書を入れると(つまり自分に肩書をつけると)、やっている仕事やれる仕事がある程度限定されてしまいます。名刺に「通訳案内士」とだけ書いてあれば、この人はガイドをやってるんだなと思われるだろうし、依頼もガイドが多くなるでしょう。これまではやらせてもらえる仕事は何でもやろうと思い、自分を限定したくないという気持ちでなるべく何もつけないできました。

でも自分の年齢を考えるとあと何十年もやれるわけではないので、できるだけ納得のいく仕事をするために、「何でもやります」はもうやめたほうがいいのかなと思い始めたのです。それに今から新しい仕事、新しい分野にチャレンジしていくのはたぶん、相当厳しい。これまでやってきたキャリアの上に積み重ねていくべきです。それなら今どんな仕事をしているかの情報を出したほうが、依頼される仕事もフラフラしないんじゃないだろうか。

それに前にも書いたように地元ではなかなか仕事がありません。仕事を依頼しようと思う人も、私がどんな仕事をしていて何ができるのか、具体的にわかるほうが頼みやすいに決まってる。そんなふうに考えたんです。

自分としては、ある意味自分の仕事に境界線を引くつもりで肩書を入れたんですが、けっこう数があったので(これを入れるとこっちも外せない、になっちゃって)、逆に自分自分っていう(中国的な)売り込み名刺になりそうな気がしました。というわけで、肩書は裏側。結果、両面印刷になってだいぶ高くついちゃいました。

今のところ、注文はだいたい1年に1回のペース。来年の今頃はどうなっているか…同じデザインでまたリピート注文できたらいいですが。

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