お断り

映像関連の翻訳料が安いというのはよく言われていることです。字幕はまだいい方で、プロダクションノートなどの翻訳料はありえないぐらい安い。普通にやれば、確実に最低賃金以下だと思います。

私も少し依頼を受けますが、たいていは数枚でほかの仕事の合間にやれるので、せっかく依頼されたからやるかと引き受けていました。

でも先日、ある方からこう言われました。将来大きな仕事に結びつくかもしれないけど、それはいつ来るの? どうせ少量だしと思っていても、合計するとかなりの量ではないの? もしかしたら向こうは、安くてきちんと仕事してくれる人をつかまえてラッキーと思っているかもしれない。もしそうだとしたら、ずっとこのままよ。

確かにそうだ、少し考える必要があるかもしれないと思っていたところ、これまでになく「ありえない」依頼が来たのです。曰く、200ページの翻訳のチェックを中2日、2万円。

もう無理。金額もさることながら、分量が異常です。私はやる以上はちゃんとやりたいです。でもこの納期ではとてもチェックになりません。これを無理してやってクレームが来たら、私にも責任の一端があることになります。「私には責任が持てません」と断りのメールを出しました。

映像業界がふつうの翻訳業界と違う原理で翻訳料や納期を算出しているのは知っているのですが、翻訳者としてやれる仕事とやれない仕事があります。料金もそうですが、自分の仕事の質を守るという意味でも。

もう映像関係とはお別れかなと思います。

最近の中国~その2 武当山

先日はここへ行きました。

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十堰。湖北省です。中国語仲間や知っている中国人、約10人に聞いてみましたが、この地名を知っていたのは武漢にいたことのある1人だけでした。

空港は今年できたばかりだそうで、見たとおりすごくきれいです。

近くにはこれがあります。

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武当山。道教寺院があり、中国武術武当拳の発祥地、世界遺産でもあります。こうした文化的背景を利用して、国際観光都市として開発が進んでいるそうです。

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太極拳宗師、張三豊。普通の観光客も知っているんでしょうか。

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泊まったホテルはすごく高級でよかったですが、まだ観光客でにぎわっている感じではないようです。実際に山に登るともっと人がたくさん来ているのかもしれませんね。

中国ではさまざまなところで観光開発が進んでいると聞きますが、その一端を見ました。武術に関係のあるところだし、にぎわってもらいたいです。

雑な勉強

毎年のように腰痛ですが、今回はホントに本格的に傷めました。「手術も考えてね~」だそうです。

今手術するわけにはいかないので、だましだまし日々をすごしていますが、家にいるといきおい横になることが多くなります。というより、ほとんどゴロゴロしている。

うちはテレビのある部屋には横になれるソファやスペースがないので、つまり横になっているとテレビは見られない。しかたないので、本を読むかスマホをいじるかです。本は文庫ならいいですが、本によっては重くて持っているのが非常に疲れるので、ついついスマホで動画。そして「绅士大概一分钟」にはまりました。

山下智博

とはいえ、私はネット語にものすごく弱いので、わからない単語があるたびに動画を止め、百度で調べないと、何がおもしろいのか全然わかりません。中国語の意味を知るというより、おたく文化(でいいですか?)を知るという感じですね。

でも実はこの番組、日本語のおしゃべりの時、なかなかお目にかからない成語が中国語字幕に出てくることがあるんです。これも動画を止めて、ネットの中日辞典で調べます。なるほど…という成語が多くて感心します。この字幕って山下さんが訳してるのかな。

こんなことを数日やっているうち、せっかく調べたからもったいないと思って、調べた単語をevernoteにメモっておくようになってしまいました。

寝ころんでゲラゲラ笑いながら、スマホだけで完結するこれを中国語の勉強とは言いませんよね、きっと。でもなかなか楽しいのと、ほかにすることもないのでしばらく続きます。