PCをどうする

来週から1週間、天津に行くことになっています。問題は、ノートパソコンを持って行くか。タブレットは持って行くのでメールは問題ないのですが、天津滞在中に翻訳の依頼が来たらどうするか、ということです。

天津でのスケジュールがまだはっきりしていません。もしかしたら、フリーな時間がドカンとあるかもしれない。そして、そのタイミングで翻訳やチェックの仕事が入るかもしれない。それを断ってしまうのは惜しい……のです。

仕事など入らない可能性も高いし、フリーな時間などない可能性もあります。そしたら「今回はできません」と断るしかないのですが、もしできる状態だったら断りたくないのです。貧乏性なのかもしれませんが、私を指名して依頼してくださっているのですから、それに応えたいです。

だったら持って行きゃいいだけの話ですが、今年の初めに雪道ですべってころんで、持っていたネットブックの液晶を粉砕させてしまったので、今あるのはVistaのでっかくて重いノートPCなんですよね。要するに重くてイヤ。

もうWindowsのタブレットにしてしまうという選択肢もあるなあと思うのですが、今回は間に合わないし、手元不如意だし。やっぱり重いけど持って行くしかないですかね。この際、時間ができたらやろうと思っていた資料の整理でもしようかな。

「台湾アイデンティティー」

東京で観た。友人に教えられて、ぜひ観たかった映画。

公式ホームページ

北海道では台湾の「親日」の側面ばかりが強調されるけど、そんなに単純ではなく、日本を恨み憎んでいる人もきっといる。

かつて日本人だった…でも彼らの心のどこかは今でも日本人なのだろう。

結局場所ではなく、政治ではなく、人なのだと思う。

中古音

唐詩勉強会の予習をしようと、いろんな本やサイトを見ているうちに、やっぱり中古音について勉強したくなってきました。ほんとに入口だけでいいんだけど…。大学院時代に使った音韻学の本は、残念ながら現代中国語に関するものばかり。当時は中古音なんて興味なかったからなあ。

何かいい本はないかと探していたら、愛知県立大学の「古代文字資料館」というサイトに、中古音を勉強するための資料がありました!

音韻学入門-中古音篇-
漢語音韻学の難しさ -『音韻学入門』前書き-

これ、練習問題をやりながら理解を進めていく形式になっていて、ほんと、わかりやすい。そして、楽しい。オススメです。

このテキストをやるためには『広韻』と『韻鏡』を用意する必要があります。資料の中で勧めているのは台湾の芸文印書館で出版されたものでしたが、私は中国のサイトからpdfを入手してしまいました(原本の著作権が切れているのかどうか確認できないので、リンクを張るのは控えます)。ただしこれは、切韻残巻による修正がなされていない本みたいなので、使うには注意が必要。もし台湾に行く機会があったら芸文印書館のものを手に入れたいです。

練習問題とは別に、中古音についてざっくり説明した本がないか探しました。『中国文化叢書 1 言語』の中の「中古漢語の音韻」や『中国語音韻論―その歴史的研究』が定番テキストだそうですが、図書館で探すのも難しそう(閉架書庫でひっそり眠ってそう)。でも、もっと手が届きやすい本があったのです。



後半に「歴史的音韻論」として中古音と上古音をそれぞれ章立てし、コンパクトにまとまっています。近くの図書館の開架ですぐに見つかりましたし、大きな書店ならば今でも手に入ります。

私には、これでもう十分。大満足です。唐詩からちょっとずれてますが、そちらはまた今後のお楽しみということで。

唐詩

先日、市内で開催されている中国語通訳者研修に参加しました。その日は式辞あいさつをやったんですが、話者があいさつに古典を入れてきたら…という話題になりました。講師に「やっぱりすごく有名なものは知ってた方がいい。実際には使わなくても、びくびくしないですむ」と言われて、確かにそうだよなあと思いました。

以前から古典を少し勉強したいなあ(しなくちゃなあ)と思っていて、なかなかスタートが切れませんでしたが、これから半年間は日程がほぼ決まっていて時間が確保できそうなので、いよいよやるかという気になりました。

中国語通訳教本の定番、『中国語通訳への道』には、「漢詩23選」が載っています。これくらいなら負担になる数ではないので、まずはこれを攻めよう、と思ったのですが、淡々と中国語、ピンイン、日本語読み下しが書いてあるだけで、なんだか記憶に残らない感じ。丸暗記は得意ではないし、もうちょっと何かできないかなあ。

そんなわけで、図書館で漢詩の本を借りてきたり、ネットで朗読の音声を探したり、中国語の先生に中国で出版された子ども向け『唐詩三百首』の学習DVDを借りたりしていたところ、お友達から「一緒に勉強しませんか」とお誘いを受けました。

そりゃ一人でやるより、仲間がいたほうが楽しいに決まってます。お互いに負担にならないペースで少しずつ、一緒に勉強してみることにしました。

やり方は中国語・日本語両方の注釈本を読んで、中国語・日本と両方の音声を聞いてみる、できれば中国語を暗唱…くらいかな。私は音声が好きなので、ほんとは押韻とか平仄とか中古音とかも勉強してみたい気持ちもなくはないんですが、それではたぶん割と早い段階でつぶれちゃうと思うので、基本的なところを少しなでるくらいにしましょう。

そうと決まったらうれしくなって、参考になりそうなサイトをいろいろあたっていたら、この本を発見。


三百首では多すぎる気がするけど、百ならいけそうな数。CDもついていて、簡体字と繁体字の両方が表記されていて、語釈が中国語。さっそく注文しました。日本語の注釈本は図書館で借りることができるので、もし中を見てよかったら、これをベースにして勉強を始めます。