E-D300

ctransさんのサイトkarakから、Casio E-D300を購入しました。久しぶりの電子辞書です。

中国語の仕事をするようになったときにはすでに電子辞書がスタンダードになっていたので、紙辞書だけで仕事をした経験はありません。中国語を「勉強」するときは寄り道しながら読む楽しみがあって紙辞書はいいなあと思うのですが、仕事となると探したい単語がさくっと見つかる電子辞書やPC辞書が絶対です。

かつては1つですませられる辞書はないか探したりしましたが、これ1つでOK、というものなどなく、やはり複数の辞書を使い、ネットに頼り、さらに紙辞書で補う必要がありますね。

翻訳には、PCにChineseWriter付属の小学館中日/日中第2版と愛知大の中日第2版、紙辞書付属の講談社中日/日中第2版、専門書でつきとめた単語やクライアント指定の訳語など門外不出の単語集を入れたPdic、あとは紙の『現代漢日辞海』やら専門辞書やらという布陣で臨んでおります。

実際にあまりひくことはないのですが、通訳のときにも1つ辞書はほしい。前使っていたCanon G90がちょっと残念で(立ち上がりが遅く画面が暗く電源が切れるのが早く…)、最近はiPod touchを使ってみていました。昔々のSonyデータディスクマンの小学館中日/日中第1版(!)から取り出したデータとPdicのデータをEBPocketというアプリでひくのです。これでも辞書としてなかなか使えたのですが、いかんせんiPod touchは小さい。文字が打ちにくい。メモリが少なく動作が遅い。そしてこれはまったく想像してなかったのですが、通訳やってる最中にiPod touchをいじり始めると携帯いじってるように見えてしまって、ちょっとひんしゅく…なのです!

そこへ救世主のように現れたE-D300。

通訳をしてて辞書をひくとすれば(1)日中訳で中国語の訳語がわからない、が大部分で、(2)漢字が読めない、がたまに(私は)。中日訳でわからない時はたいてい「聞き取れない」が理由で、わからない単語やピンインが特定できず、辞書をひけないことが多い。

E-D300は中日辞書が『超級クラウン』だけなのが残念だと思ったのですが、でもこういう実際の使い方を考えると、日中辞書が充実してて手書きで漢字が見つかる(そしていかにも電子辞書らしい外見の)この辞書は、通訳するときでも十分かと。

この辞書、とにかくラインナップがすばらしい。私が一番気に入ったのは『新世紀日漢双解大辞典』。日本特有の事物を日中辞典でひいて訳語があっても、たいてい中国人には通じません。必ずそれがどういうものか説明を加えなきゃならない。こういう場面で活躍しますね。『中国語図解辞典』も好き。絵で見ると理屈抜きで納得できます(人に見せても有無を言わさず納得させられます)。

ハードのことで言えば液晶が明るくてクリア。通訳の現場は必ずしもいい条件ばかりではないので、ちょっと暗いところでもはっきり見えるのはありがたいです。

サイトで見て即買いでしたが、正解でした。