要するに何を

3週間の代表団視察が終わりました。途中ちょっとした事件はありましたが、おおむね順調。むしろ順調すぎて「最後にどんでん返しがあるんじゃないか」とビクビクしました。

通訳に関して言えば、私は相変わらず中→日が苦手です。要するにリスニング力がないんですが、聞きとれないといっても単語力がないとか、速すぎるとか、背景知識がないとか、訛っているとか、いろんな原因がありますね。今回思ったのは、「要するに何を言いたいのかわからない話し方」というのもあるかなあと。

今回のメンバーの中に標準からかなりはずれた発音の方がいて、最初すごく面食らいました。聞きとれない…。それでも3日4日たつうちに、発音にはだいぶ慣れてくるんです。しかしそれでも聞きとれない…。

そのうちその人が話を始めると、ほかのメンバーが苦笑いしたり、どういうことだと突っ込んだり、要約して私に話してくれたりするようになってきました。つまり、同じ中国人が聞いても「要するに何を言いたいのかわからない」ようなのです。

そういえば大学院時代、同級生の中国人留学生とは中国語で話をしていたんですが、女子学生の話は聞き取れるのに、ある男子学生の話がよくわかりませんでした。男性の発音が苦手なのかなあと悩んだりして、それを指導教官(中国人)に話したところ、「彼は文を最後まで言い切らないうちに、別の文に移っていくくせがある。中国人同士でもわかりにくい」と言われました。

日本人同士でもそういうことってありますもんね。今回の仕事中、それに気づいてからは、遠慮なくその人に「要するにこういうこと?」とがんがん確認するようにしました。最後まですっきり聞き取れることは少なかったんですが、後半はかなりラクになりました。

テキストやラジオニュースのような話し方の人など、実際の会話ではありえません。こっちはネイティブじゃないんだ~聞き取れないことがあったって当たり前だ~わかりやすく話してくれ~と心の中で叫びつつ仕事を終えた次第であります。