武術靴

金曜日から全日本の合宿だ。一時帰国して参加することになっているのだが、今日になって体育館シューズをもってきていないことに気づいた。うーん、まずい。

お昼を食べてから出かける。体育場の近くにスポーツショップがたくさん並んでいるので行ってみたが、予想どおり200元も300元もする「おしゃれな」スポーツシューズしかない。高いうえに、武術にはく靴じゃない。

帰りに大きな通りからごちゃごちゃしたお店がいっぱいならんでいるわき道に入った。商店街といっていいのだろうか…

そうすると、奥のほうに雑貨と靴を並べている店があり、入ってみるとなつかしい白い運動靴があった。うーん、これぞ武術靴!

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書いてあるサイズよりちょっと小さいので、ためし履きして合うのを出してもらった。いくら?と聞いたら6元だという。思わず、自分のヒアリング能力を疑ってしまう値段だ。

しかしいいなあ。これは日本においてきて、また買おうっと。

反日デモのニュース

この2週間くらい、毎日のようにメールをもらった。ほとんどが「ニュースを見て心配しています」といった内容。ありがたいと同時に、複雑な気持ちだ。なぜなら、とっても平和だから。

ネットで日本のニュースを見ていると、中国全土で暴徒があばれているような印象を受けるが、そんなことはない。過激な行動を取っているのは本当に一部の人だけなのだ。

私が日本人だとわかると「日本の政府のやり方は納得できないが、あなた個人とは関係ない」とか、「国と国の関係はいい時も悪い時もあるものだ」とか、「危ないからしばらくはうろうろ出歩かないようにしなさい」などと言ってくれる中国人が何人かいた。

ニュースというのは膨大な事実の一部分をすくって送り出すものだ。「反日感情が高まる中国で、日本人留学生と日本語を勉強中の中国人学生が仲良く日本料理を楽しみました」なんていうニュースが流れるはずはない。

デモに関する中国国内の報道が全面的だとは思えない。しかし、じゃあ日本の報道は全面的なのか。中国での反日行動を意図的に強調して報道しているわけではないにせよ、やはり結果的にそうなってしまう。電波にのるニュースとのらないニュースを分けた時点で、ニュースというのはそうなる宿命なのだろう。

日本食食べ放題

日本語を勉強している中国人学生に誘われて、6人で日本料理の食べ放題に行った。

午前11時から午後2時まで、寿司・料理・飲み物だけなら38元、刺身も入れると68元。

前菜、揚げ物、焼き物、一品料理、主食、寿司とそれぞれ注文用の用紙に数を記入して持ってきてもらう方式。食べ放題とはいえ、残したものは別途お金を払わなきゃならないらしく(罰金?)なかなか厳しい。

最初は「そんなに食べられない」とか言っていたが、やっぱり若い子ばかりなので結局どんどん注文していた。しかも、1つ気に入ったものがあれば何回でも注文する。ちなみに彼等のお気に入りはうなぎの蒲焼(3回頼んだ)とししゃもフライ(4回頼んだ)。

お寿司はすしめしがちょっと味が濃かったのと、握ったんじゃなく型につめたものだったが、全体的にはおいしかった。日本でコンビニやスーパーで売ってる握りずしくらいのレベルには達していると思う。

焼き魚はどれも意外においしかった。さわらなんて日本でも結構高いのに、こんなに食べられてうれしい。

肉料理(牛皿とか、牛串とか)はなんとなーく中国っぽい味がした。それから、れんこんのきんぴらも。何が違うんだろう。

一番おいしかったのはてんぷら。ころももうすくてからっと揚がっていて、日本で食べるのと遜色ない。最初彼等はてんぷらをそのまま食べて微妙な表情をしていたが、あとからウエイトレスが天つゆを持ってきたので「これにつけて食べるんだよ」と教えたら、「おおー確かに違う」と喜んでいた。かなりおいしかったらしく、盛り合わせを4つも頼んでいた。

もう動けないというほど日本食を堪能してしまった。今度は日本人の友達と行ってみよう。

修理屋のおじさん

語学練習用の小さいテレコを日本でずっと使っていたが、調子が悪くなってMDを買った。それからは頭出しが便利なのでMDばかりになってしまったのだが、中国ではまだテープがメインだ。こちらに来るにあたって新しいのを買おうかと思ったが、ダメになったら買えばいいやと思い、調子の悪いのをだましだまし使っていた。

ところが、昨日再生速度を変えるところをちょっといじったら、早いまんまになってしまい、それから再生ボタンを押しても10秒くらいで止まってしまうようになり、そしてとうとう動かなくなった。

予想の範囲内だったので、新しいのを買うつもりだったが、校内に時計やテレコなどの修理をしているおじさんがいるのを思い出して持っていってみた。

「これ動かなくなっちゃったんだけど」といって見せると、おじさんは「ここには動かないのしか来ないなあ」と言う。横で待っているらしい女の子とおじさんが笑っている。おもしろいおじさんらしい。

「押しても動かないのと、速さを変えるところがダメになったの」と言ったら「押しても動かない。速さを変えるところがダメになった」といちいち復唱しながらえんぴつでテレコ本体にメモっている。

テレコの表示が日本語なので「日本で買ったやつなの。書いてあるのが日本語だけど」というと「日本語? 日本で買った? あんた、どこの人?」というので「日本人だよ」というと「へええー」と驚かれてしまった。日本人はあまり来ないのかもしれない。

「直る?」と聞いたら、「午後に来てごらん」というのだが、すでに2時半だ。「今日の午後? 何時くらい?」と聞いてみると、「6時かな。7時でもいいよ。明るければね」というので、思わず笑ってしまう。「じゃあよろしく」といって帰った。

6時すぎ、夕飯の調達ついでにおじさんのところに行ってみる。「直った?」と聞くと「直ったよ!」と言って、適当なテープを出して「試してごらん」というので、あれこれいじってみたが、完全に直っている。

「よかったあ。思い切って新しいのを買おうかと思ったの」と言ったら、間髪入れずに「買わなくていい。調子が悪ければまた持っておいで」とおじさんは言った。それまでの半分冗談っぽい言い方とは全然違っていた。

部品代含めて40元。

細かいのがなくて100元出すと「おつりに50元札をあげようと思ったけど細かいのしかないなあ」と言うので「いいよ、どっちもお金だもん」というと、おじさんは「その通り、どっちもお金だ」とまた冗談っぽく言いながらおつりをくれた。

模擬試験

HSK高等の模擬試験があった。

学校の対策講座をあてにしていたのだが、人数が集まらなくて開講されなかったため、自分で問題集をやって対応せざるをえず、今日の模擬試験はかなり助かった。

ところがやってみると、自分の甘さにがく然。閲読と綜合はまだましだが、聴力は全くお手上げだった。聴力だけの問題集もやっていたのだが、そのテープと速さがまるで違う。1つの文も長く、聞かれる問題の数も多い。

部屋に戻ると、別室で受けていた同学から電話。彼も相当へこんでいる。心からなぐさめあってしまった。

しかし、このショックが本番で来なくてよかったともいえる。そのための模擬試験だったのかも。