師走

おかげさまで忙しいです。このところ翻訳が立て続けに入ってきて、しかも急がされる!

1件は10日ほど納期があったけど、途中でできた分を納品してくれというリクエスト。1件は1週間先から1週間かけて、と予約されていたけど、結局3日前倒し、さらに2日前倒し+半分ずつ納品という作業になりました。もう1件は中1日だったけどさほどの量ではなかったので引き受けたところ、作業中に追加が発生し、それでもなんとかやったら「追加分、間違えて昔のファイルを送ってしまったので、やり直してほしい」。ええ、やりましたとも、乗りかかった船なので。そして昨日さらにもう1件入りました。前の3件の最後が最終チェックをして納品というところまで来ていたので引き受けました。

師走は依頼が多いです。翻訳者は師ではないし、走ってもいない(座って仕事…)ですが。友人も「忙しい」と言っていたので、日本全国そうなんでしょう。でも今年は天皇誕生日と土日がくっついたので、この忙しさも連休前までかな。あと数日です!

がんばるゾ

秋になると翻訳の仕事が増えます。

今年合格して登録したエージェントさんからちょくちょく打診が来ています。翻訳会社って登録できても実際に仕事が来るのはいつのことやら…ということが多いのでビックリ。

講師も兼ねながらなので、お断りせざるを得ない案件もありますが、オファーがあるって単純にうれしい。

実はまだペンディング中ではありますが、別の会社からも割合大きな案件の打診があったので、秋は翻訳にいそしむことになりそうです。

がんばろっ!

お断り

映像関連の翻訳料が安いというのはよく言われていることです。字幕はまだいい方で、プロダクションノートなどの翻訳料はありえないぐらい安い。普通にやれば、確実に最低賃金以下だと思います。

私も少し依頼を受けますが、たいていは数枚でほかの仕事の合間にやれるので、せっかく依頼されたからやるかと引き受けていました。

でも先日、ある方からこう言われました。将来大きな仕事に結びつくかもしれないけど、それはいつ来るの? どうせ少量だしと思っていても、合計するとかなりの量ではないの? もしかしたら向こうは、安くてきちんと仕事してくれる人をつかまえてラッキーと思っているかもしれない。もしそうだとしたら、ずっとこのままよ。

確かにそうだ、少し考える必要があるかもしれないと思っていたところ、これまでになく「ありえない」依頼が来たのです。曰く、200ページの翻訳のチェックを中2日、2万円。

もう無理。金額もさることながら、分量が異常です。私はやる以上はちゃんとやりたいです。でもこの納期ではとてもチェックになりません。これを無理してやってクレームが来たら、私にも責任の一端があることになります。「私には責任が持てません」と断りのメールを出しました。

映像業界がふつうの翻訳業界と違う原理で翻訳料や納期を算出しているのは知っているのですが、翻訳者としてやれる仕事とやれない仕事があります。料金もそうですが、自分の仕事の質を守るという意味でも。

もう映像関係とはお別れかなと思います。

あと少し

実は今、仕事とは別に取り組んでいることがあって、その締め切りが近づいています。通訳仕事期間中はできないので棚上げしていたんですが、早くとりかからないと期限が来てしまう! 少々焦ってきました。

ところがこういう時に限って年に1回あるかないかのモテ期に入ってしまい、連日翻訳の依頼が舞い込んできています。今日ごく短いのを2本納品して、明日もう少し大きいのを1本納品したら一段落。のはず。そしたら棚上げ案件をやらなきゃ。

あと少しです。がんばろう。

翻訳

通訳でも翻訳でも、やれる仕事はなんでも拾ってやってるんですが、これまで翻訳はあまり好きではありませんでした。というのは、時間が読めないから。

原稿をもらって、ざっと目を通して、だいたいの作業時間を考え、納期と照らし合わせて、承けるか納期の交渉をするか、といったところですが、翻訳会社もプロなのできびしい納期のときは「厳しいかもしれませんが」と言ってくるし、そう言われないときは私の目算でも大丈夫そうです。

ところが承けたあとで、たった1語の訳語を見つけるために想像以上の時間がかかることがたま~にあります。これがほんとに怖い。考えまくり、辞書を引きまくり、ネットを調べまくり、図書館や近所の書店に参考になる本がないか調べまくり。ときには本当に書店に参考書を買いに行き、その分野の基礎から勉強して訳語を探したこともあります。

この分野なら前やったからとか、この分野にそんな特殊な単語が出るはずないだろうとかはあまり関係なくて、それは突如現れるのであります。なので翻訳を承けると、とにかく最後まで訳してしまわないと! と気持ちが追い詰められるんですよね。

ヘンなたとえだけど、通訳は体力的にキツイけど、終わりの時間がわりあいはっきりしていてサッカー型。翻訳はきつくはないし、自分のペースでできるけど、終わりが見えなくて野球型。

以前はお客さんをしくじりたくないし、力もなくて、ほんとに追い詰められて食事しながら作業したりしてました。でもそんなことしていいはずない。最近はキッパリやめました。食事のときにはパソコンから離れてちゃんと食事をする。作業が長引く時には、途中でお茶の時間も取る。

そうした方が気持ちや頭の切り替えができるということもそうなんですが、たとえ調べのつかない単語にぶつかってもどうにかできるだろうという、一種の自信みたいなものができてきたのかもしれません。つきあいの長くなった翻訳会社さんには、対策を一緒に考えてもらうこと(大元のクライアントさんに確認してもらうとか)もできるようになってきました。翻訳を手がけている友人も増えたので、守秘義務に反しない範囲内なら意見を聞いてみることもできます。

通訳の依頼が激減したからしょうがない部分もありますけど、最近は積極的に承けるようにしています。以前ほど翻訳はイヤじゃなくなってきました。