ツール

先日読んだある文章。研究のために来た留学生が、教授に「まだ下手だから日本語の授業を受けたい」と申し出てダメだと言われたとのこと。教授いわく「語学はツールだからお金で買えるが、研究はお金では買えない。今の日本語で十分だ」。

日本語力を上げるほうが後々研究に役立つという考え方もできそうですが、研究に来たのなら研究しろと、この教授は徹底していてすがすがしいです。

こちらはその語学を買っていただく身、これくらいすがすがしく徹底した態度で勉強して実力を上げ、高くお買い上げいただかなければなりません。

でもプロにも「お金で買える実力」と言われるものがあり、それは辞書です。この言葉を聞いてから、できるだけ辞書類はケチらずに買っていましたが、どちらかというと中日辞典、中中辞典を意識して、日本語の辞書はあまり充実していなかった気がします。最近は翻訳の力を上げるために、日本語の辞書をもう少し買い揃えようと思っていました。

そんな時、出張先で時間をつぶすために入ったBOOK OFFでこれを見つけました。

新品同様、元の値段の1/3。出張の重い荷物を持っていましたが、迷わず買いました。

中国語の量詞の豊富さにはいつも驚かされます。訳のときにもそれにふさわしい数え方をすべきですよね。…というより、まずは正しい数え方をしなければ。船の数え方(隻、艘、艇)の使い分けとか、きちんと理解しておかないといつかやらかしてしまいそう。

強い味方を手に入れました。

デュアルモニター

細々とした仕事や用事でなんとなく忙しかったのですが、8月後半になってすっかり落ち着きました。

今こそ、ずっとやってみたかったことをやろう! それはパソコンのメモリ増設とデュアルモニター化です。

メモリは買ったときのまま8GB。officeとネットが中心なので困っていなかったのですが、先日photoshopのレイアウトつき翻訳をやったときに「もうちょっと余裕がほしいな」と思ったので、増設することにしました。

あと、デュアルモニター。翻訳作業はwordやら辞書(複数)やら参考資料のファイルやら開くウインドウが多いし、ブラウザのタブもものすごくたくさん立ち上げるので、「もっと大きいモニターが欲しい」「デュアルモニターにしたい」と憧れていたのですが、先日急に、以前使っていて処分しそびれていたモニターをつなげられるんじゃないの?と思いつきました。いや、絶対できるはず、むしろなぜ今まで気づかなかったんだろう。忙しいというのはそういうことなんですね。

まずは昨日、出かけるついでに立ち寄る方の家電量販店に行ってみました。でもスタッフがいないし、メモリも人気のない片隅にひっそり何枚かあるだけ。全然買う気がしません。そこで、うすうすはこっちのお店の方がいいんだよなと思いつつ、少し遠いのでいつも立ち寄らない方の家電量販店に行きました。そうしたらPC専門のスタッフが機種を聞いていろいろ調べ、たぶんこのメモリで問題ないと思うけど、できれば1回開けて何GBが何枚入っているか見て、もし今入っているメモリを持ってきてくれれば動作が安定するものを選びやすいですとアドバイスをくれました。うん、やっぱりこっちのお店の方がいい。

で、今日はパソコンを開けてメモリを抜き出し、帯電防止のピンクのプチプチに包み、パソコンの底の型番も写真に撮って一緒に持って行きました。昨日のスタッフの方がまたいて、メモリと写真を見てまたいろいろ調べ、32GBにもできると思うけど、この機種は4GBを2枚さして16GBにする方がいいですと言うのでその通りにしました。モニターをつなぐためにDVI→HDMI変換アダプタなども購入して帰宅。

前のPCの時にも自分でメモリを増やしているので、問題ないとは思うのですが、やっぱりドキドキしますね。メモリをさし、パソコンを閉め、周辺機器をつなぎ、サブモニター(昔のお古)もつないで電源を入れると…成功!

メモリもちゃんと16GBと表示され、とくに設定もしないのに勝手にデュアルモニターになっています。

やった! さっそく使ってみたい! いくつもウインドウを開いて使い勝手を確認したい!

でもできない。今仕事が入ってなくてヒマだから、パソコン周りをいじっていたんでした。残念。
 

微信支付

知人の紹介で中国から直接翻訳の仕事を承けました。少しだったし、承けたときにお金をどうもらうかは考えてなかったのですが(ぬるい…)、終わってみたら「中国の銀行口座か、微信支付で」とのこと。

中国の銀行口座は持っているのですが(こういう時のために作った)、本当に口座を作っただけなので使いづらい。ネットでいろんな操作ができるようですが、中国の携帯電話を登録したので、SMSで認証番号を送られてそれを入力しろと言われたらお手上げです。

結局、日本のクレジットカードと紐づけられる微信支付にしました。紐づけられても日本人が日本で支払いに使うことはできないし、日本のクレジットカードからチャージができるわけじゃないらしいので、翻訳料を受け取って中国に行ったときに使うことになると思います。今や微信支付ないと中国じゃ不便でしょうがないと聞くので、よかったかも。

微信支付やWeChat Payで検索をかけると、「メニューにウォレットがない」「誰かにお金を送ってもらわないとメニューが出ない」という書き込みが多いですが、私は今年の春節に外国の武術仲間が紅包をくれて、それでメニューが表示されました。金額、5元。そのときはアハハありがとうで終わったのですが、こんなことで役に立つとは…。

数年前に中国への送金をどうするか、人に頼まれて調べまくっていたことを思うと隔世の感があります。中国と仕事をするなら、今は微信と微信支付は必須です。

 

 

リフレッシュナビ

日本語入力はずっとATOKを使っています。翻訳を始めた頃、Microsoft IMEが使い物にならなかったのがきっかけです。とはいえ、使っているバージョンは2006。胡錦濤も習近平も変換できないので、さすがに新しくすることにしました。

Google IMEも評判がいいようですが、インターネットで多く入力されている単語が優先的に変換されるので、正しい使い方かどうか不安です。最近の芸能人の名前が変換されるよりも、翻訳の質に関わる正しい漢字を確実に変換してくれるほうがありがたい。あとは、ATOKの使い勝手に慣れちゃったので、よほどメリットがない限り、新しくしようという気にならないです。

導入当時ユーザー登録したかどうか記憶になかったんですが、ずっと使い続けているメインのメールアドレスを入れたら、ちゃんと登録されてました。おかげで、バージョンアップ版を買うだけですみました。

使ってみると、劇的に使いやすくなったというわけではないですが、むしろそんなに変わったらこれまでの環境がダメだったということだから、これでOK。IMEって、目立たず静かに仕事してくれればいいのです。

しかし1つだけ、ちょっといい機能がつきました。リフレッシュナビ!(多分)入力時間や打ち間違いなどから疲労の度合いを予測し、あるレベルに来ると「そろそろ休憩しませんか?」という表示が出るのです。しかも、そのアドバイスを無視して入力し続けると、しばらくしてひっそりとコーヒーカップのマークだけを表示してきます。「お忙しいようですね。無理にとは言いませんが、むしろ少し休んだ方が、結局は効率がいいと思うんですよね…」という風情。

自分で1時間ごとに休むと決めて、タイマーでもかけておけばいいようなものですが、自分で決めたことって自分で反故にしても心が痛まない。でも、他人(ATOK)から言われるアドバイスは、素直に聞こうという気になります。

私はこの機能、すっかり気に入りました。表示が出たらとにかくパソコンの前を離れて、コーヒー入れたり、レンジで温めるアイマスクを乗っけたり、夕食の準備をしたりしています。

絶対使った方がいい!とまでは言いませんが、リフレッシュナビくらいの風情で、ひっそりお勧めします。

テープ起こしプレーヤー

スクリプトのない音声教材を使うときは、自分で起こします。再生を止め、入力して、また再生するとき、2秒か3秒巻き戻って再生を開始するテープ起こし専用ソフトが便利。これまではおこしやすというフリーソフトを使っていたのですが、4年ほど前に開発が終わってしまいました。今の環境でも使えるので引き続き使っていたのですが、新しいソフトを見つけました。

テープ起こしプレーヤー

テープ起こしの会社が無償で提供してくれています。使用目的などのアンケートに答えるとダウンロード可能になります。さっそく手に入れました。

説明に「現在広く普及しているソフトを参考に開発しました」とあるのですが、おこしやすのことでしょうか。見た目や使い勝手が似ています。おかげで迷うことなくすぐに使うことができました。ありがたい!

テープ起こしをする人、私のようにスクリプト作りをする人、入力でディクテーション学習をする人にも役立つと思います。