年度末

この2~3週間、とても忙しかったです。商談会通訳が3回あり、東京に2回出張し、高校の授業があり、その間に翻訳をやり。やってもいいし、断ってもいい仕事が先に決まり、あとから入ってくるのは断りづらい、あるいは是非ともやりたい仕事というパターンが多く、結果、ギチギチになってしまいました。

でもとりあえず昨日で一段落し、ほっとしました。今抱えているのは期間が長く、きっちり締め切りが決まっていない翻訳なので、気分的に楽。とはいえ、あと10日ほどたつと大学の授業が始まり、出張が続くのでまた忙しくなります。今はつかの間ののんびり期。次の仕事に備えて資料の整理などをする予定です。

あと、1つうれしいことが。雑誌の翻訳をやらせてもらうことになりました。小さくですが、翻訳者の名前入りです。訳していて記事がとてもおもしろかったので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

『キャスターという仕事』

クロ現についてもっと突っ込んだことが書いてあると思っていたんだけど、国谷さん個人の話がほとんどだった。目論見違いではあったけど、クロ現については、今はまだ書けないことも多いのかなとも思った。
さらっとしか書いてないけど、国谷さんの勉強量がものすごいことはよくわかる。責任感も強いし、覚悟もある。一時代を作った番組、国谷さんなくしてはありえなかった。

単語を覚える

先日出版した本を買ってくださった方々から、中国語学習についての質問をいくつか受けているので、著者数人で集まって答えを検討しました。

あれこれ話し合っているうちに、だんだん検討がおしゃべりになり、「どうやって単語を覚えるか」という話題になりました。以前ブログに書いたことがありますが、私は死背ができません。単語は出会ったときに文脈の中でなんとなく覚えます。一発で覚えられることもありますし、忘れることもうろ覚えもあります。あまりよく覚えられていないときは、またその単語に出会ったときに、なるべくその単語のプロフィール(?)を知るようにします。

2文字の単語なら、漢字1文字ずつの意味を調べる。同じ漢字を使った別の単語を調べる。同義語や反意語を調べる。あと重要なのは、例文をたくさん読む。今ならネットで使われている用例も見る。1つの単語をいろんな角度から眺めてみるわけです。なんだか同じクラスの男の子が気になり始め、いろんな場面で「この人って、こういう時には、こんな行動をとるのね」と知っていくような感じです。

以前、漢字も意味(日本語)も発音も覚えられるのに声調が覚えられない時期がありました。そのときは、声調を明確に覚えていない単語に出会うたびに、声調記号を穴のあくほど見つめ、単語を発音し(声調を意識しつつ)、その単語を書くときは必ず声調記号をつけました。なんだか同じクラスの気になる男の子がバスケ部で、「この人のバスケしている姿を、永遠に私の胸に刻んでおこう…」と彼の試合を見つめ続けるみたいな感じです。それを1年くらいやって、声調に対する苦手意識がだいぶなくなりました。不思議なことに、そうやって覚えたもの以外の単語の声調も、覚えやすくなったんですよね。

自分でもどういうふうになっているのかよくわかりません。キクタンを聞きまくるとか、単語カードとか、漢字を何回も書くとかの苦行系の単語学習をしないので楽な部分もありますが、なかなか定着しない単語(いつまでもミステリアスな人)を覚えるときには、苦行系で無理やり刷り込めるほうがいいなあと思ったりします。

最近は、初めて出会う単語が使用頻度の低いものになってきています。以前HSKに使用頻度を基準にした単語リストがあり(今もあるのかな?)、よく使うものから甲乙丙丁と分かれていました。最近仕事で出会う単語は丁級とか、それにすら入っていないものもあります。つまり、もう2度と会えない人かもしれないわけで、まあ覚えなくてもいいか~と思うと、なんとまた会って悔しい思いをしたりします。

どんな外国語もそうでしょうけど、単語を覚えるのは永遠の課題ですね。

「ビブリア古書堂の事件簿7~栞子さんと果てない舞台~」

お休みだったので、用事をすませたついでに買って帰り、寝転がって一気読み。久しぶりに楽しい時間を過ごした。

大輔くんと栞子さん、実はこれまで世界が違うなあ、一緒になるリアリティがないなあ…と思っていた。古書に関するエピソードが抜群におもしろいのに、主人公2人の関係がピンとこないのがこの小説の欠点といえば欠点だったけど、最後の最後のクライマックスで2人の世界が1つになったと思う。

爽快感のある終わり方だった。満足。